2011年7月6日水曜日

福島県への質問(20110630)

福島県災害対策本部原子力班さま
ご丁寧な返信感謝いたします。

ICRPの勧告は2007年(Pub.103) http://bit.ly/gNywTG (短縮しています)を
参照し説明されている事として、更にご質問させていただきたいと思います。
素人なので、至らない部分につきましてはご容赦ください。
年間1~20mSvの実行線量については表項目(240)を元に設定されたと思います。

1.年間20mSvの被ばく線量は勧告では外部および内部被ばくを合わせた線量と
表記されています(表項目246)が、県は外部線量のみの公開をしています。
内部被ばくについては管理される予定はありませんか?

2.福島県内の線量を考えると、「社会的」に利益があるかもしれない状況
(表項目239)と考えられますが、県はあくまで「個人」としての
勧告(表項目240)を選択されるのですか?

3.線量限度について、東電福島第一原発は未だ収束に対する手立てが進んで
いない状態です。この状況(既に100日経過)で、計画被ばく状況での公衆
被ばくの限度5年平均で 1mSv(表項目245)を守れるのですか?
※表項目244は職業被ばくについて書かれており、私達には適用されません

4.上記1~3までの内容は一般人の設定であり、子供および胎児は本来被ばく
を受ける事が想定されていない事から明示されていませんが、放射線治療を
受けた者からの防護に、子供および幼児は1mSv/年(表項目351)とあること
から、1mSv/年とされるはずですが、一般人と同じ扱いなのは何故ですか?

5.質問4の時点にて子供および胎児は1mSv/年となりますので、現在行おうと
している通学路などの除染作業よりも避難を優先されるべきだと思いますが
除染のみを行うのは何故ですか?

6.赤坂プリンスホテルや県内に残っている原発事故被害者に対して行った
被ばく検査で、本人に被ばく線量を教えないのは何故ですか?

以上6項目につきまして、ご回答くださいますようお願いいたします。

個人的には、福島県の浜通り及び中通りの一部において、県の責任で即時
避難指示が出される事を切望しています。県は事故の責任を取り、避難に
対する全ての費用を一時負担し、後に県の責任で東京電力本店に対し賠償
請求するべきと考えます。

私達は人間であり、実験動物ではありませんので。

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