2011年8月27日土曜日

福島県災害対策本部からの郵送物…

7月16日付けの福島県からのお知らせにこんな事が記載されていました。転記します。

「ふくしま」の子供を守る緊急宣言について
福島県では、「ふくしま」の将来を担う子どもたちを、何としても守り抜くため、校庭の表土除去や線量計の配布、長期にわたる県民の健康管理、ホールボディカウンターの整備、さらには、自然体験活動への支援など、考えうる、あらゆる手立てを「ふくしまの子どもを守る緊急プロジェクト」として取りまとめ、このプロジェクトに総力を結集して取り組むべく、以下の「ふくしま」の子どもを守る緊急宣言を発表しました。

 子どもは社会の宝であり、子どもが元気で明るく心身ともに健やかに成長することは社会全体の願いである
 しかし、今、東京電力福島第一原子力発電所で発生した原子力災害は、県民の安全と安心を根底から揺るがし、特に子どもたちの生活環境に深刻な影響を及ぼしている。
 「ふくしま」の未来を担う大切な子どもたち。その子どもたちが、青空の下で伸び伸びと活動できるよう、安全で安心な「ふくしま」を取り戻さなければならない。
 また、県外に避難を余儀なくされ、ふるさとへの思いを募らせている子どもたち。その子どもたちの、一日も早く「ふくしま」へ帰りたいという願いに応えられるよう、震災前の笑顔あふれる「ふくしま」を再生させなければならない。
 「ふくしま」の子どもを守り抜く。
 この強い決意の下、県民の皆さん、関係団体、市町村、県が一丸となり、総力を挙げて、「ふくしまの子どもを守る緊急プロジェクト」に取り組み、豊かで美しく、子どもたちを健やかに育む福島県を再び築きあげていくことをここに宣言する。
   平成23年7月8日
      「ふくしまの子どもを守る緊急プロジェクト」推進会議会長
                             福島県知事    佐藤 雄平

これ以下にも、健康調査についてなど、総ページ数13ページに及ぶ書面が送付されました。
ですが、子どもを守るなら、まず避難させなければならない地域について、全く触れておらず、除染と線量計を持たせるのみで「安心・安全」を確保できると信じている知事の発言には賛同できません。

どんなに除染しても、福一から放出が続く限り、新たに放射性物質が降り積もります。
更に表土除去した汚染土は日本中にばら撒かれ、肥料や焼却煤煙として拡散されています。
「ふくしま」の子どもを守る?では日本中にいる子どもは守らないの?汚染を拡大してどこが安全安心なの?と私は思いますが、みなさんはどう考えますか?

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